2007年5月3日木曜日

Fruits

Nelllikka(ネッリカ)。Goose Berry、セイヨウスグリっていう和名があります。日本では食用というより観賞用の園芸かな。身は固めで、とにかくものすごくスッパイ。ビタミン、鉄分は多そう。インドに行くとかならずこれが恋しくなる。
マンゴー...なんだけど、緑のやつは身が固い。これはこれでうまいんだけど熟した奴がたべたい。

これはチックーっていいます。甘くてうまいですよ。柿に似ているかな。

SHRI BALAAJEE BHAVAN

やってきましたねぇ、SHRI BALLAAJEE BHAVAN。T.NAGARというエリアにある名店。渡辺玲さんの「誰も知らないインド料理」に出てくる一押しのお店ですよ。私が最初にチェンナイに来たときに、T.NAGARのRaj Palaceというホテルに宿をとったんだけど、カミさんと通いましたよ。
とにかく、TiffinにしてもMealsにしてもなにを食べてもうまい。
最近はArunachalla Inに宿をとることが多くなっちゃったんで、ちと行きにくくなっちゃったんだけど、せっかくのり君もケララから出てきているんで、昼時に散歩がてらこっちまで歩いてきた。腹減ったねぇ。
お店はこんな感じですよ。私が始めてきたときに比べて、看板が新しくなってるね。やっぱもうかってるのかなぁ、いつも人がいっぱいだし。

入り口のショーウィンドウにはお菓子が売られている。買ったことないけどね。
ほら、ちゃんと「MEALS READY」ってでてるでしょ。タミル語では、サーッパドゥタヤールって書かれているね。サーッパドゥってのは食事って意味だよ。ちなみにこの店は夜もミールス食べられる。
写真は2F。ここは3階建てで、1FがTiffin専用、2Fと3FはTiffinとミールスが食べられる。3Fはエアコン付き。ちなみに現地人でもなければ、3Fに案内されるんだけど...2Fが断然おすすめね。3Fはエアコンがガンガン効いてて寒すぎるんだよね。料理なんてでてきたそばからあっというまに冷めちゃうよ。それから店内が暗いし、値段も高い。たしかミールスはターリででてきていたな。2Fのほうが活気があるし、明るくて楽しい。もちろん料金も安い。
席に着くと、バナナの葉がしかれて料理が並べられていく。この店は、食べ初めにギーとポディを上からかけてくれるんだよね。ミールスの手本みたいな感じで食事が進行する。

アッパラム。バリバリやってライスに混ぜたりして食べるとうまいよ。

パチャディだね。タマネギ中心でシャバ気味。そのくせ水っぽい味がしないんだよね。まいったなぁ、日本では無理だな。

アヴィヤル。野菜はうまいね。でも、これに関してはケララで食ったものがうまかったな。

ヤムだね。サツマイモの食感に近いかな。やはりこっちの野菜って感じだね。

手前がRasam、奥がSambar。定番でしょ。ラッサムは薄味でキレがある。スパイスの香りがたちまくりですよ。さすが。サンバルは豆の味が濃いね。具は...あ、やっぱりないなぁ。サンバルオニオンぐらいかな。まぁそういうのよくあるから。おかわりしたらドラムスティックはいってたよ。

Paruppu。ダルといったほうがわかりやすいか。あんまりドロッとしてない。うまいよ。

左はKaara Kuzhamub。直訳すると辛いコロンブ。酸味と辛味のバランスがすばらしい。
あーコレコレ。Moarだよ。ヨーグルトとライスで締め始めると、空いたカップに注いでくれるのね。シャバシャバなんだけど、やっぱり味が濃い。すごいよ。あまりにうまくておかわりしまくり。ほかに、デザートはパヤサムだったけど、写真なし。甘さ加減が最高だったよ。



動画です


お店はココ

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Komala's Restaurant at Chennai

再びArunachalla Hotelの隣のKomala'sへ。なんだかとっても疲れていて食欲があまりないので、Rasam Vadaiを注文。のり君はMysore Masala Dosaiを食べていた。カミさんはPani Puli。
少し塩気が強かった。疲れているからそう感じたのかな。ワダがラッサムを吸い込んで良い感じ。スッキリしている。



場所はココ

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2007年5月1日火曜日

Komala's Restaurant at Chennai

宿泊先のArunachalla Hotelの隣にある、Komala'sのチェンナイ店にて。
食べたものは、Kal Dosai。Chutneyはトマトとココナッツの2種類。サンバルはサンバルオニオンが具として入っている。たいていTiffinのサンバルは、サンバルオニオンかドラムスティックがちょびっと。豆が多めで濃い味わいで美味い。
Kal Dosaiは、見た目がUttappamに似ている。食感もパンケーキのようなフワフワしているし、とても似ている。言われなければUttappamと思っても不思議ではない。私だって何もいわれなければ、Uttapamだと思ってしまうだろう。家庭で食べるような素朴な印象がある。
Kalというのはタミル語で石という意味。調理器具が今のようにいろいろ発達していない時代、火も薪をくべたものを使っているといったような時に、どうやって調理をしていたかというのが重要。
聞き伝えとなってしまうが、ドーサを焼くときに鉄板やフライパンではなく、石板を使って焼いていたからKal Dosai。つまり本来は石板で焼いたドーサを指す。
時代の流れで、薪ではなくガスコンロとなり、石板からフライパンへと変わっていった。現代では、Kal Dosaiは名前だけがそのまま継承されているということらしい。


場所はココ

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2007年4月30日月曜日

Southern Spice at TAJ COROMANDEL


ランチです。そしてやってきてしまいました、サザン・スパイス。TAJ COROMANDELホテル内にある、最高峰の南インド料理専門店ですよ。とにかく評価はとても高いレストランです。インド映画界のスター達も、よく来ているという話ですからね。もしかすると会えてしまうことがあるかもしれません。
ドアを通ると中は...
これですよコレ。テーブルクロスが敷かれたゴージャスな空間。広々としてきらびやかです。お店に来た時間が早かったので、ほとんど人がいませんでした。というか我々が第一号か!?
マネージャーや、ホールスタッフの方達は実に気持ちのよい対応をしてくれます。結構フレンドリーなのもいいですね。それに気が利いてて、よく説明等をしてくれます。おかわりのタイミングなんかもよく、食事がスムーズに流れるようにそして優雅に...さすがです。
ランチ時のミールスは3種類用意されています。いやはや値段も素晴らしいですな。ははは、一番上なんて850Rs.ですよ。しかし、料理の品数も凄そうですね。初めてということもあるし、一番下のKai Kari Meals(Kai Kari=Vegitable)にしておきましょうか。それでも495Rs.です。
まずはAppalam。スターターですね。サクサクして旨いです。
そして、4種類のチャトニ。手前からジンジャー、グリーン、ココナッツ、オニオンです。器も銀色でいい感じです。葉の形をしているんですねぇ。それになんとチャトニの綺麗なこと。色だけじゃないですよ。このチャトニ、ちょっと他ではみられないというか食感が変わってるんです。とってもよーくグラインドされていて、空気を含んだようなフンワリとホイップクリームのような滑らかな食感があるんです。風味もすばらしい。のっけからKOです。
動画

ウエルカムドリンクのRasam。薄味でキレがある繊細な味。オーソドックスなRasamですね。うまみエキスだけを抽出しましたって感じです。


さて本番です。真ん中はPOROTA。焼き加減バッチリです。下の段から反時計周りに、ULULAI KIZHANGU PORIYAL、Keerai Kootu、Mor Kuzhamub、YAM Kuzhamub、Payasam、Sambar、Snake Veg。

青菜の味わいとまろやかさ加減がとてもいいですねぇ。やさしい感じがします。高級ホテルのリッチなテイストというわけではないところがなんともいいのです。
これはみたまんまというか、味が想像しやすいですな。オーソドックスというか、これまたやさしくクドくない味わいでいいです。
インゲンの長いやつみたいな、スネークベジ。この野菜クネクネ曲がってるんですね。それがヘビみたいに見える。いやぁこの味わいが抜群。味付けうんぬんよりも、野菜そのもののうまさですよ。豆もいっぱいはいっている。
豆の濃度が濃くて、酸味とのバランスがとてもよい。こういうSambarを食べるとホッとします。
これは見事だなぁ、甘さと舌触りがとても素晴らしい。最高の食後のデザートです。
これはヤムイモだろうなぁ。トマトベースの酸味がただようグレーヴィ。たまりませんな。旨い!
フレッシュココナッツとヨーグルト、うーむ、すばらしいキレ。食べた後のスーッと引いてくあたりがなんともいいですね。
焼き加減バッチリです。生地もしっかりしている。
mini dosaiまでついてきます。たんなるミールスに終わらない。小さいけれども、フチはパリッと内側はしっとりした、抜群の出来。
素焼きのカップに入ってます。濃度がとってもあり、それでいて口当たりがサラッとしている。これはうなってしまうねぇ。
またいい感じのAppam。外側が薄く底はモッコリ。そしてフンワリしている。グレーヴィをよく吸ってくれます。ほのかな甘さがまたいいです。
Madrs Coffe。いやはや、この泡立てのパフォーマンスがもの凄かった。一見の価値ありです。こんなの見たことがない。ものすごく体を開いて、コーヒーを糸がひくようにカップに注いでいく。すごい高さからコーヒーが注がれて、きめ細かな泡立ち。もちろん最高の旨さ。




お店の場所(TAJ COROMANDEL内)、はココ

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2007年1月4日木曜日

Brunton Boartyard at Kochi

ケララの旅をお世話していただいた、真美Davisさん一押しのBrunton Boatyard Hotelで、真美さん共々Fort Cochin Thaliを頂く。今回のケララ旅行のハイライト。
素晴らしく色とりどりで華やかな料理。ケララ料理の特徴がよくでているように思われる。
ホテルが海の近くにあって、静かで景色も最高。南国のゆったりしたムードでおいしい料理を頂く。楽しみだねぇ。

Kalan

ココナッツミルクのシンプルなカレー。サラッとしてほのかな酸味がよい。ライスにもマッチ。毎日でも食べたい味わい。

Fort Cohin Curry

このホテルのオリジナル。クルマに似ているが、クルマでもない。いろいろな要素がミックスされた、ここでしか味わえない料理となっているようだ。層が重なり合った味わいで複雑。すばらしい。
Cheera Pachadi

色鮮やかなピンクは、チーラという赤いホウレン草の色合い。すごいですね。こういう野菜は、こちら独特のものだろうなぁ。とても珍しい。この色合いだけでKOされてしまう。味のほうもマスタードの風味がからまりあい素晴らしく刺激的。インパクトありますよ。
Vandakka Theyal

甘みとコーヒーのローストのような香りが一風変わっている。ケララ独特のVartharuchaマサラを使った料理で、ココナッツを深くローストすることにより、この味の演出がされているとのこと。いやはや素晴らしい。
Avial

これまたケララを代表とする料理。タミル料理でも普通に登場するが、やはり発祥地で食べると感慨深いかも。ココナッツとヨーグルトの煮込みだが、グレーヴィが野菜にまとわりついている。ココナッツオイルの独特の香りになじめない人がいるかもしれないが、ハマる人にはたまらない。今日いただいたものは、おとなしめの味わいだった。
Red Rice

赤い米です。ビタミンなどが豊富に含まれている米で、うっすらと赤いのがきれい。口当たりがやさしく軽やか。どの料理とも相性がよく、いくらでも入ってしまいそうだ。

Mor

いわゆるバターミルクのこと。暑いところでは、これを飲むとスーッとした清涼感で体がクールダウンしてくれそう。
Rasam

とても丁寧に、うまみ成分だけを抽出したような、シャープで繊細な味わいと口当たり。刺激は控えめになっている。いつまで飲んでも飲み飽きない感じ。
Curd

うーむ、やはりミルクを使ったものは、日本では味わえないなぁ。ちょっと水っぽい感じがするけれども、まったくそんなことがなく、その水っぽいところもまた味わいがグッと乗っているんだよね。
Payasam

バミセリをつかったパヤサムだね。煮詰め具合がよく濃くてうまい。







お店の場所はココ

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2007年1月3日水曜日

Hot Breads

カタカリ鑑賞前(カルチャーセンターでやっている)に軽く何か食べておこうと思ったのだが、初めての土地であるのと、インド料理とか食べようとすると、少し遠いところまで行かないといけなそうなので、どうしたものかとまわりを見てちょうどよさそうなお店があった。Hot Bredsは、インドで結構いろいろなところにあるサンドイッチメインのチェーン店らしく、私は店の名前を知っていただけだが、カミさんのほうは、インド料理にあまり慣れていないときに、チェンナイで時々利用していたらしい。
今回みたいにあまり時間もないときに、ササッと軽く食べていくには使い勝手も良い。サンドイッチだけでなく、インド的な軽食もいくつかある。
基本テイクアウトみたいだが、買ったものを店内で食べることもできる。レンジがあるので、暖めなおしたりできる。全てセルフサービス。
店内はなかかこぎれいな感じ。怪しげな感じはない。たぶん昼間だと明かりがさしこんで、店内は明るいと思われる。
これはVeg Momo。しかも中の具が野菜という。赤いのはチリソース。食べてみると、中にはたっぷりの野菜が詰まっている。外側の生地は、さすがに作ってから放置されていたので少し固くなってきてはいるが、味はなかなかイケる。
次いってみましょう、次。これはFish Cutlet。魚のすり身団子ですね。さて中はどうなっているかな...
こんな感じです。これまた結構たっぷりですね。スリランカで食べたカトゥレットを思い出したよ。すり身の舌触りが滑らかで味わいもなかなか。
最後にメインのサンドイッチを。Club Sandwitchです。つけあわせにポテトチップスというのがなんともチープな感じ。あと、インド人のお約束の生タマネギですか。しかしながら、結構ボリュームありますね。期待できそうじゃないですか。
おー、こりゃすごい。上からパン、玉子、パン、グリンチリ+玉子+タマネギ+トマト、パン、ツナ、パンというふうになっている。うへー結構なボリュームですな。パンはパリッとしていてまずまず。全体の味は甘めだが、これは結構いけるんじゃないですかね。インド料理に食傷気味の人は、こういうところで一息入れてもいいかも。入りやすいしね。


お店の場所はココ
Amberly Apartments, Warriam Road, Cochin-16 Tel:368055

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